こんにちは、しゅんすけです!
今日は先日つぶやいた以下のツイートについてお話をしていこうと思います。
持っている本をもう一度読み直してブログにアウトプットしようと思っています。
『からだの使い方』(ヤマハミュージックメディア)@SatoshiTakagaki さんの本は原理原則を思い出すのに大事。自分の中の普通を疑うことや、自然なからだの使われ方を気付かさせてくれます。
これから何度も読み返します。
トランペットや楽器関連の教本をたくさん読んできた僕が、楽器の上達を目指す全ての人におすすめできる本を紹介していきます。
今日はパワーアップ吹奏楽!シリーズ『からだの使い方』をご紹介します。
この教本をおすすめするポイントは以下の通り。
- 本質が理解できる!
- 自分の中の当たり前をアップデートできる!
- 悩みの解決の糸口になる!
この本を見て理解して実践することで、より自然で無理なく楽器を演奏することができるようになります。それらはあなたが目指す素晴らしい音楽を奏でる手助けになってくれるはずです!
- より良い演奏を目指したい
- からだが痛くなる吹き方を改善したい
- まわりの人と構え方が違うと言われる
- いろんなことを言われすぎて正解が分からない
- 新たな視点を持つために勉強したい!
そんな悩みを持つ楽器奏者、全ての方に役立つ本であると言えます。
では、どういった点でこのパワーアップ吹奏楽!『からだの使い方』がおすすめなのかをひとつずつ解説していきましょう。
さっそく購入したいなと思った方はこちらからご購入いただけます!
パワーアップ吹奏楽!『からだの使い方』ってどんな本?

この本はパワーアップ吹奏楽!シリーズの中でも特別で、楽器ではなく「からだ」にテーマを置いた本として2019年の5月に出版されました。
パワーアップ吹奏楽!シリーズ
「吹奏楽部に入ったら、最初に何から覚えればいいの?」そんな、吹奏楽初心者が悩みがちなポイントをゼロから指南。吹奏楽に合わせた新しい楽器教本!
(ヤマハミュージックメディアHPより)
ヤマハは上記をコンセプトに、それぞれの楽器についての教本を出してきました。
最近は楽器だけでなくメンテナンスや練習計画、チームワークの育て方にまでその領域を広げています。何冊か本を見たことがある人もいるのではないでしょうか。
そんなシリーズの中で楽器の次に出版されたのが、パワーアップ吹奏楽!『からだの使い方』なんです。
帯には「からだを知るともっとうまくなる!」と書いていますね。知識だけを詰め込んだような内容ではなく、きっちり実践方法などにも触れられている素晴らしい本なのです。
著者はトランペット奏者の高垣智さん
慶應義塾大学文学部教育学専攻を卒業され、奨学金を得てアメリカのインディアナ大学ジェイコブズ音楽院で学ばれた高垣智さん。
普段からホームページやTwitter(@SatoshiTakagaki)も積極的に更新していて、楽器奏者の役に立つ情報をたくさん公開されています!
アメリカで最新の教育に触れていること、そして海外アーティストのマスタークラス通訳なども行っているので、日々知識がアップデートされている高垣さんの書いた初めての著書がこの本です。
※高垣さんご自身のサイトでも本の内容について書かれています。写真で内容も公開中、ぜひホームページをご覧ください。
パワーアップ吹奏楽『からだの使い方』3つのおすすめポイント!

ここからがいよいよ本題です。最初に説明をしましたがこの本のおすすめポイントをもう一度見ておきましょう。
- 本質が理解できる!
- 自分の中の当たり前をアップデートできる!
- 悩みの解決の糸口になる!
それではそれぞれについて詳しく説明をしていきます。
本質が理解できる!
このことは高垣さんも以下のように述べています。
この本は、「このとおりにすればうまくいく」という唯一の正解ではなく、原理原則を示すことを中心としています。人は皆異なりますから、表面的な結果を自分にあてはめようとすることは結局のところ役立ちません。原理原則を知り、それをほかの誰とも同じではない「自分」に適用させることが大切です。
『からだの使い方』はじめに、より
僕の過去の話を少しだけすると、表面的な結果だけを求めて練習した結果、失敗したことがありました。
中学生の時、顧問の先生や学校に唯一教えに来てくれていた合奏レッスンのトランペットの先生の言うことが絶対だったのですが

しゅんすけ
言われた通りやってみたけど全然上手くいかない…
むしろ下手になっているような…
といった時期があったのです。
もちろん、吹奏楽部の顧問の先生やレッスンの先生に言われた言葉を信じることも大切なことです!しかし、それらの言葉がちゃんと原理原則に沿っているか、自分の「からだの使われ方」に合っているかどうかというのは自身で判断するしかありません。
その1つの道しるべとなるのがこの本なのです。
短い期間での成長ではなく長い期間でうまくなっていくためには、本質を理解して練習していくことが必要なのです。
自分の中の当たり前をアップデートできる!
人はそれぞれ自分自身で現在までに使ってきた知識や経験がたまっています。それらを元にして自分の中の「当たり前=普通」を作り出しています。
しかし、その普通が本当に合っているかどうかを常に確認しなければなりません。それは僕たち指導者の立場の人も含めてですね。
そんな凝り固まった知識をこの本でアップデートできます!
※アップデートとは…情報を最新のものにすること。
パワーアップ吹奏楽!『からだの使い方』は、その自然な使い方=使われ方から、息の話、練習と休息、けがや病気など本当に幅広い範囲をカバーするような内容になっています。知らなかったことや今まで常識だと思っていた古い考え方を最新のものにアップデートするチャンスです。
そういう意味では、指導者やアマチュア演奏家の方々にもぜひ読んでみてほしい本です。
悩みの解決の糸口になる!
本質を知ることと近いですが、この本を読んだだけで悩みが解決するわけではありません。書かれてあることを理解して、実践していく中で、悩みが解決されていくと思ってください。

手っ取り早く解決方法を教えてよ!
と思う人もいるかもしれませんが、そうなると小手先のテクニックになってしまい、自分の財産として残っていくような知識や経験が得られません。
『からだの使い方』を知ることが目的ではなく、より良い演奏を目指したり、素晴らしい音楽を楽しむために『からだの使われ方』を学ぶという姿勢を忘れないでください!
そういう姿勢で学ぶと、様々なことが悩みを解決する糸口になってくれるはずです。
パワーアップ吹奏楽!『からだの使い方』の内容をご紹介

本の中身は大きく5つに分かれています。
第1章 からだと演奏の関係
第2章 演奏に適した姿勢
第3章 自然な呼吸で吹こう
第4章 ウォームアップとクールダウン、ストレッチ
第5章 からだのケア
楽器を初めてすぐの方にオススメしたいのは
- 第2章「演奏に適した姿勢」
- 第3章「自然な呼吸で吹こう」
第1章「からだと演奏の関係」はとても大事なので何度も読んでほしいのですが、1回で理解するのは難しいかもしれません。
その分、第2章と第3章は実際にからだを動かして行うトレーニングもあるので、明日からすぐに試してもらえる内容が書かれています!
ある程度楽器が演奏できるという人たちへのオススメは
- 第3章「自然な呼吸で吹こう」
- 第4章「ウォームアップとクールダウン、ストレッチ」
第3章「自然な呼吸で吹こう」 の呼吸に関する部分は、僕もいくつかを間違えて覚えてしまっていました…。ぜひともたくさんの人に確認をしていだきたいです。
そして、第4章のウォーミングアップやクールダウンに関しては、スポーツ選出と同じようにきちんと実践することで、調子を整えたりけがを防止したりする意味があるので、覚えておきたい項目です!
最後に付録として
- からだの使い方お悩み相談室
- 「音楽のイメージ」の持ち方
- 改善のプロセス
といったお役立ちTipsもあります。

この値段でこの情報量はお得!
といっていいぐらいの盛りだくさんの内容です!
パワーアップ吹奏楽!『からだの使い方』を指導に生かすには?

指導者向けにお伝えしますが、やはり一度見ただけでは内容を完全に理解することは難しいです。
僕自身にも「固定観念」が存在しますし、それはあなたも一緒なはず!疑問に思うところを何度も読み返してみましょう。
これらの内容をより深く読み込んでいくために、有益な本もいくつか紹介しておきます!
音楽家なら誰でも知っておきたい体のこと


からだのことを学ぶのは初めて!活字を読むのは苦手…
という人には図解やイメージがたくさん載っているこちらの本がおすすめ。ただし、日本語訳はあまり良くないのでご了承ください。
音楽家なら誰でも知っておきたい呼吸のこと

その呼吸版。同じく日本語訳があまり良くありませんが、最初に読む本としては良いのかなと思います!
からだのことについて関心を持つことが増えてきた日本では、アレクサンダー・テクニークも広まってきています。そんなアレクサンダー・テクニークの日本語訳の本もいくつか出版がされていますね。
演奏者のためのはじめてのアレクサンダー・テクニーク

アレクサンダー・テクニークのことを知らない、初めての方の導入に使える本です。こちらもオススメですね。
そして、今吹奏楽界では話題のバジル・クリッツァ―さんの本も近年たくさん出てきていますので、ひとつ紹介しておきますね。
吹奏楽部員のためのココロとカラダの相談室 楽器演奏編 改訂版 今すぐできる・よくわかる アレクサンダー・テクニーク

現状維持では、後退するばかりである。
byウォルト・ディズニー
Maintaining status quo is the same as retreating.
現状維持は後退と同じ!というウォルト・ディズニーの名言と同じく、ぜひ指導者や社会人として音楽を楽しんでおられる方々にも知識をアップデートし続けてほしい!
そのために、パワーアップ吹奏楽!『からだの使い方』を含むいろんな本を読んでいただき、誰かを教えるときの参考にしていただきたいと思います!
まとめ
パワーアップ吹奏楽!シリーズ『からだの使い方』をご紹介してきました。
この本のおすすめポイントは以下の3つ!
- 本質が理解できる!
- 自分の中の当たり前をアップデートできる!
- 悩みの解決の糸口になる!
部活に1冊、指導者の手元に1冊あると役立つこと間違いありません。
僕も悩んだ時に時々見返してこれからも使用していきたいと思います!
購入はこちらからどうぞ↓
本日もお読みいただきありがとうございました!
もしよければ、記事のシェアやコメントお待ちしております。
それでは明日も良い音楽ライフを♪
コメント