こんばんは、しゅんすけです!
新型コロナウイルスのニュースが連日世間をにぎわせていますね…。そんな中、音楽家界隈ではイベント・演奏会の中止などで私の周りでも仕事場にかなりの影響が出てきました。

来月の仕事が1つしか残ってない…。これからどうしよう。」
という声がたくさん聞こえてきています。
なぜこのようなことが起こってしまったのか、どうやってこのパニックを乗り越えていけば良いのか、今私たちがやるべきことはなんなのかについて、深掘りしていきたいと思います。
音楽家の働き方の問題点

3月仕事が無くなりすぎてやばい!

演奏会も中止、教育機関も休校、収入源が無くなる…
音楽家にとって、今回の事態は死活問題!
なぜ、このようなことが起きるかというと、音楽家の働き方の構造に問題がありました。
会社などにいると事業が多角化されていて、1つの事業の収益が悪化しても他の事業で持ちこたえて会社を維持していくことができます。
- 事業A(収入40%)
- 事業B(収入30%)
- 事業C(収入20%)
- 事業その他(収入10%)
なぜこのようにしているかというと会社は存続しなければ意味が無いので、リスクをマネジメント=管理することが求められるからです。
対して、フリーランス音楽家の収入構造はどうなっているのでしょうか。
- 演奏収入(60%)
- 指導収入(40%)
ほとんどのフリーランス音楽家の収益構造はこのようになっているかと思います。
会社と比べると、それぞれの事業に頼る割合が高く、リスクマネジメントができていない状態です。よく言われるのが「身体が資本!」まさにその通りで、自分の体が動かなくなってしまった時に全ての収入がゼロになってしまいます。
そして、今回は身体が動けないのと同じ状況が、周りで起こってしまったのです。
イベント等が中止になり演奏活動が止められ、学校関係が休止となり指導活動が止められ、収入が全く無くなってしまう状況が起きてしまいました。

残念ながら私自身も同じ状況です(泣)
音楽家は今何をすべきなのか
そんな中、多数の音楽家が今何をすべきなのかをつぶやいています!
コロナで演奏会が中止や延期になってしまうのは本当に辛いですが、空いた時間に何をするか!?
- 練習できる!
- 勉強できる!
- リード作れる!
と前向きに捉える事にしてみました。
コンサート中止の声がいたるところから…とても悲しい事態
誰も助けてくれないのがフリーランスの実情
さぁ
こんなときこそ
パソコンとにらめっこして
確定申告…!
(残すところ18日)
でもオンラインレッスンとか
動画のコンサートとか
何か新しい発信方法を身につけるチャンスなのかもしれない
こう言う時代ですから、スマホで聴ける、スペシャルなコンサートを開催しますね!
すでにスカイプレッスンはやっているけど、オンラインでできることを色々と模索しなきゃ。
- 自己投資するなら今がチャンス!
- 練習、勉強、リード作り!
- スカイプなどのオンラインレッスン
- 動画でコンサート
- スマホでlive配信…etc
みなさんそれぞれ、自己投資などで新たなことにチャレンジしようとしています。その中で興味深いのはやはり、動画やライブ配信という言葉が出てきていることではないでしょうか。
一方で、そこまで収益構造が変わっていない方もいらっしゃいました。
ちなみに、私はあんまり影響ナシです実は笑
教室レッスンは年間で回数が決まっていて、その回数実施できれば問題なし。
楽曲提供とか楽譜書いたり、浄書、ココナラでのアドリブ作成とか他の収入源もあるので当面はいつもと収入が変わることもなさそう。
楽曲提供や楽譜作成など、演奏や指導以外でも収入源を確保していると、そこまで困ることは無いようです。リスクマネジメントとして捉えているかどうかはそれぞれですが、いくつかの収入源を持っているというのは安心に繋がりそうです。
時間が無い音楽家、今だからできる自己投資!
他にも、時間が無い音楽家だからこその悩みを解決しようという流れもありました!
とにかく、仕事がことごとく無くなっていきます。私みたいなフリー奏者にとっては死活問題です。だからこそ今しかできない少しスペシャルな家事や…思い切った断捨離とか、日頃できない運動とか、奏法を見つめ直すとか、猫とべったり過ごすとか、息子のサポートとか、確定申告とか…あれ?結構忙しい?
健康管理を大切にするために運動しようかなという人や、歯医者に行ってメンテナンスをするという人もいますね。
あなたは、この機会に何をしますか?
音楽家はピンチをチャンスに
人々に、笑顔、勇気、感動を届けるのが音楽家。
有名な米津玄師さんは公演中止の報告で以下のように述べています。
音楽は人の心に作用するもので、誰かの明日を生きるか手になるかもしれないけれど、今回の様なケースを前にしてあまりに無力であると忸怩たる思いでいます。
米津玄師
キャンセル料の問題や出演費の問題などもあり、騒ぐ人もいます。
しかし今が我慢の時。やるべきことをやって、次に備えようと私は思います。
今日は様々なTwitterの発言を通して、自分の行動を考えてみようかなと思います。
ぜひみなさんもマイナスの側面だけではなく、今の政治を嘆いて発言をするだけでなく、日本全体としてなんとかポジティブに前を向いて歩いていく。そのためにできることを考えてみませんか?
大学で関わったチューバ奏者のShiomiさんはこんな風につぶやいておりました。
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